お役立ちコラム
column
車の塗装剥がれは自分で直せる?簡単補修の手順ときれいに仕上げるコツ
2025年04月04日
車の塗装剥がれを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、サビや劣化が進行しやすくなります。
しかし、修理に出すと費用が高くなるため、「自分で補修できないかな?」と考える方も多いのではないでしょうか?
実は、適切な道具と手順を守れば、自分で塗装を補修することも可能です。
この記事では、塗装剥がれの補修方法や仕上げのコツ、作業時の注意点を詳しく解説します。
愛車をキレイに保つために、ぜひ参考にしてください。
車の塗装剥がれ|自宅でできる簡単補修術
日常的に使用している車は、天候や外的要因により塗装が剥がれてしまうことがあります。
しかし、自宅でできる簡単な補修術を覚えれば、専門業者に頼むことなく、塗装をきれいに保つことができます。
本記事では、必要な道具と素材の準備から、実際の補修手順までを丁寧に説明します。
必要な道具と素材の準備
塗装剥がれを補修するには、まず適切な道具と素材を用意することが肝心です。
市販の補修キットは、基本となる道具や材料が一式揃っているため初めての方でも手軽に始められます。
具体的には、サンドペーパーやコンパウンド、マスキングテープ、プライマー、塗料(スプレータイプが一般的)などが一般的なアイテムです。
これらはカー用品店やオンラインショップで容易に入手可能です。
また、保護手袋やマスクも安全のために用意しておくと良いでしょう。
塗装剥がれの点検方法
塗装剥がれは、車の美観を損なうだけでなく、ボディの劣化を進行させる原因にもなります。
まずは定期的に車体を確認し、塗装剥がれや欠けている部分を注意深くチェックしましょう。
塗装の種類を確認する
塗装補修を始める前に、まず自分の車の塗装の種類を確認することが重要です。
車の塗装には、ソリッドカラー、メタルカラー、パールカラーなど異なる種類があり、それによって使用する補修材料や方法が変わる場合があります。
車のマニュアルやインターネットを利用して、自分の車の塗装タイプを事前に把握しておきましょう。
これにより、適切な塗料や補修方法を選ぶことができます。
自宅補修が可能か判断する
塗装剥がれの状態を確認したら、自宅での補修が可能かどうかを判断します。
軽微な剥がれや小さな傷であれば自宅で対応可能ですが、大きな範囲の塗装剥がれや深い傷は専門業者に依頼することをお勧めします。
また、剥がれの原因が劣化によるものであるか、外的な衝撃によるものかを見極めることも重要です。
この判断により、今後の対策やメンテナンス方法が異なります。
自宅で始める塗装補修の基本手順
自宅での塗装補修は、基本的な手順をしっかり守ることで、プロ顔負けの仕上がりが期待できます。
以下では、初心者でも安心して取り組めるステップバイステップな方法をご紹介します。
洗浄と下地処理の方法
塗装補修の第一歩は、対象箇所をきれいに洗浄することです。
車用の洗剤とスポンジを使って、塗装が剥がれた箇所の汚れや油分をしっかりと取り除きます。
その後、水でよくすすぎ、完全に乾かします。
次に、剥がれた部分を中心にサンドペーパーで軽く研磨し、表面を滑らかに整えます。
このプロセスは、新しい塗料と古い表面の密着を良くし、長持ちする仕上がりのための基礎を作ります。
使用する塗料の選び方
塗料の選び方は、仕上がりを大きく左右する重要なステップです。
まず、自分の車のカラーコードを確認し、同じ色の塗料を選びます。
カラーコードは車のドア枠やエンジンルーム内に記載されていることが多いです。
また、用途に応じてスプレータイプやタッチアップペイントを選択します。
スプレータイプは広範囲に適し、タッチアップペイントは小さなキズの補修に向いています。
使用する塗料が耐候性や耐久性を持つものかも確認するのがポイントです。
塗料の塗り方とその技術
塗装補修の仕上がりを左右するのが、塗料の塗り方です。
まず、マスキングテープを使用して周囲をしっかりとカバーし、塗料が他の部分に飛び散らないようにします。
その後、スプレータイプの塗料を使用する場合は、ボトルをしっかり振ってから20〜30cmの距離を保って均等に吹き付けます。
場合によっては、数回に分けて薄く重ね塗りすることで、より自然な仕上がりになります。
タッチアップペイントの場合は、細い筆を使って、剥がれた部分に丁寧に塗り重ねていきます。
仕上げ方法と効果を上げるコツ
塗装の保護とツヤ出しの為に、クリア塗装を重ねます。
クリアも薄く重ね塗りし、完全に乾燥(1日以上)させます。
塗装が完全に乾燥したら、コンパウンド(細目→極細目→超微粒子)で磨きます。
仕上げにコーティング剤を塗ると、ツヤが出て耐久性がアップします。
自宅での塗装補修をマスターしよう
自宅での塗装補修を習得することで、車の美観を保つだけでなく、コスト削減にもつながります。
こまめなチェックと適切な処理を心掛けることで、愛車の寿命を延ばすことができるでしょう。
さらに、これらの技術をマスターすれば、家族や友人の車の補修にも活用することができます。
是非挑戦してみてください。