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車のバンパー塗装剥がれを直す方法!DIY修理手順と費用も解説
2023年02月06日
「バンパーの塗装が剥がれる原因は?」
「塗装が剥がれたバンパーは自分で塗れるの?」
「バンパー塗装を業者に頼んだらいくら?」
バンパーは、ほとんどがプラスチック素材でできており、衝撃を吸収し和らげる役目があるため、傷付きやすい部品です。
この記事では、バンパーの塗装が剥がれる原因・対処法からバンパー塗装の手順・費用まで解説します。
ぜひバンパー塗装を行う際の参考にしてください。
車のバンパー塗装が剥がれる原因と簡単な対処法
車のバンパー塗装が剥がれる原因を、いくつかピックアップしました。
● 外壁やガードレールで擦った
● 走行中の飛び石
● 雨水
● 紫外線
● 虫の死骸
● 鳥のフン
ピックアップした原因すべてに共通する対処法は、ガラスコーティング・セラミックコーティングです。
コーティングには、車体をツヤやかにし高級感を出すだけでなく、傷や汚れをつきにくくする効果があります。
そのほかには、日陰やガレージに駐車したり、車にカバーを被せたりする方法があります。
雨や洗車で車が濡れたらすぐに拭き取り、虫の死骸・鳥のフンがついたら取り除くようにしてください。
塗装が剥がれたまま放置すると、そこからサビが発生し、まわりの塗装が剥がれやすくなります。
少しでも塗装が剥がれたら、なるべく早く修繕しましょう。
バンパーが壊れている場合は、まずバンパーを直してから塗装してください。
車のバンパー塗装に必要な道具|100均も活用しよう
車のバンパー塗装を自分で行う際に必要な道具と、道具の費用相場を以下の一覧表にまとめました。
道具名 | 使用用途 | 費用相場 |
サンドペーパー | 塗装箇所を磨く | 248~698円 |
コンパウンド | 698~4,180円 | |
パテ | 傷や穴を埋める | 898~2,580円 |
マスキングテープ | 養生する | 199~698円 |
ビニール | 家庭にあるものでOK | |
中性洗剤 | 車の汚れを落とす | 家庭にあるものでOK |
シリコンオフ | 398~4,950円 | |
手袋 | 273~748円 | |
ウエス | 100均で購入可能 | |
タッチペン | 塗装に使う | 666~1,298円 |
スプレー | 1,222~2,728円 | |
ハケ | 100均で購入可能 | |
ローラー | 100均で購入可能 | |
バケツ | 塗料を入れる | 100均で購入可能 |
プラサフ | 塗料を塗る前の下地 | 666~988円 |
ボカシ剤 | ムラを目立たなくさせる | 666~1,180円 |
クリアスプレー | 塗装箇所のツヤ出し | 666~3,680円 |
道具を揃えたらこれから解説する手順を見て、塗装を行いましょう。
車のパンパーを塗装する方法は3つ!DIYの手順を解説
車のバンパーを塗装する方法は、タッチペン・スプレー・ハケやローラーの3つです。
まずは、3つの方法の共通手順を解説します。
1. 塗装が剥がれた部分の汚れを中性洗剤で落とす
2. サンドペーパーで傷周辺の残った塗装を剥がす
3. へこみがある場合、パテで固めて平らにする
4. サンドペーパーで磨く
5. もう一度中性洗剤で汚れを落とす
6. マスキングテープやビニールで周囲を養生する
7. シリコンオフで脱脂する
8. 塗装する
9. 20分~30分乾かす
10. 8・9を3回ほど繰り返す
11. クリア塗装をする場合はサンドペーパーで磨く
12. シリコンオフで脱脂をする
13. クリアスプレーを塗る
14. 塗装が完全に乾くのを待つ(1週間、長ければ1ヶ月)
15. 塗装した部分をコンパウンドで磨いて平らにする
16. ウエスできれいに拭く
ここからは、各方法のコツを解説します。
タッチペンを使用するコツ|丁寧に作業する
タッチペンを使用する方法は、小さな点ほどの塗装剥がれに適しています。
塗る範囲が狭いからこそ、丁寧に作業する必要があります。
塗装箇所を拭かずに色を塗ってしまうと、塗装が剥がれやすくなるので、必ず汚れを落としてから塗りましょう。
スプレーを使用するコツ|ムラを目立たせない
広範囲の塗装を行う際によく使用されるのがスプレーです。
スプレーは飛散しやすいので、養生はしっかり行いましょう。
塗装を行う前にプラサフ(下地)を塗ると、塗料がきれいに塗れます。
カラー済は、一度にたっぷり吹き付けるのではなく、薄く重ねて吹き付けましょう。
ムラを目立たなくするには、ボカシ剤を使用すると効果的です。
ハケやローラーを使用するコツ|養生をしっかり行う
塗装する範囲が広い場合は、ハケやローラーを使う場合もあります。
塗料が垂れる可能性があるので、ナンバープレートやエンブレムを外すか、養生を忘れないようにしましょう。
窓やライト・ライトのすき間も忘れず養生してください。
塗料には、メーカーが定めた量の硬化剤・シンナーを入れよく混ぜましょう。
細かい部分をハケで塗り、そのほかの部分をローラーで塗るときれいに仕上がります。
車のバンパー塗装をDIYで行う際の注意点
車のバンパー塗装をDIYで行う際の注意点と、その理由を以下の一覧表にまとめました。
注意点 | 理由 |
厚塗りをしない | 塗りムラを防ぐため |
暑い日には塗装をしない | 塗料は気温が高いほど固まりやすいため |
寒過ぎる日・雨の日にはしない | 塗料が乾きづらいため |
完全に乾くまで車を使用しない | ゴミが付着する可能性があるため |
塗装を行う際は、解説した注意点を念頭に置き作業しましょう。
バンパーの塗装剥がれ修理を業者に頼んだらいくら?
バンパーの塗装剥がれ修理を業者に頼んだ場合、いくらかかるのでしょうか。
修理費用相場を以下の一覧表にまとめました。
修理内容 | 費用相場 |
手のひらサイズ(部分塗装) | 10,000~50,000円 |
フロントバー1本(全塗装) | 25,000~100,000円 |
バンパー交換 | 50,000~(100,000万円を超える可能性あり) |
塗装の種類によっては、追加費用がかかる可能性があります。
代表的な3つの塗装の特徴・費用相場を以下の一覧表にまとめました。
塗装の種類 | 特徴 | 費用相場 |
ソリッド塗装 | 一般的な塗装 | 白・黒の場合プラス約 円高くなる |
メタリック塗装 | キラキラ輝く塗装 | ソリッド塗装に比べて30,000~50,000円高くなる |
パール塗装 | 高級感のある輝きがある塗装 | ソリッド塗装に比べて 50,000~80,000円高くなる |
業者に塗装をお願いすると、自分で行うより費用はかかりますが、その分仕上がりはきれいになります。
また時間・労力がかからないので、休みを丸一日塗装に費やす必要もありません。
まとめ
バンパー塗装を自分で行う際は、道具を揃えて塗装環境を整える必要があります。
塗装してからしばらくは、車の使用を控えなければいけません。
この記事で解説した手順見て少しでも塗装作業に不安を感じたら、修理業者に依頼しましょう。
この記事が、バンパー塗装をお考えの方の参考になれば幸いです。